初めてのラトビア滞在。あと数日で帰国という頃、受け入れてくれたジントラとアルマンズが『Sushi! Sushi! Real Sushi!』と私に寿司作りをリクエストしてくれました。
滞在のお礼をする良い機会と頑張ってみることにしました。
平日の夜にカールリスとダイナ、そして長男家族も呼んで寿司パーティが催されることになりました。みんなの予想以上の期待感がプレッシャーです!
まずは材料を買いに高級スーパーmc2へ。お寿司用に慣れていない魚屋さんに伝えながらの買い物も一苦労。それぞれの魚の何グラムがどれぐらいの量なのかとか、どの魚がお寿司に合ってるのかとか、全く読めなかったラトビア語と、英語での説明で四苦八苦のわたし。ラトビアの家族は『スーシ!スーシ!』と連呼しています。お魚屋さんからお寿司に合いそうなサーモンととイクラ、ホタテ貝、甘エビをとりあえずゲット。足りなかったら大変!ととりあえず多めに注文します。
この後連れてってもらったmc2内のケーキ屋さんも高級スーパーにふさわしいラグジュアリー感で、カフェ気分が満ちます。
次に車を飛ばして連れて行ってくれたのは旧市街を超えた場所にあったアジア食材店。
日本の食材もたくさん並んでいています!
お米に海苔やお酢やゴマ、お醤油、そして巻き簀、せっかくなので、気分をより盛り上げるために割り箸もゲット。乾燥わかめや、既に煮てあるおいなりさんの袋も買いました。みんなの期待を背中に感じながら、瞬時に判断していかねばならない、チャレンジングな買い物でした!全部で70ユーロほどになったでしょうか。
買い物の結果から考えて、今回は、手巻き寿司と巻き寿司とおいなりさんメインで攻めることに。
まずはラトビアの普通の家庭でお米を炊かねばなりません。
家にあった鍋は結構薄く、水加減も中学時代のキャンプでの飯ごう炊爨体験を思い出しつつ、指で高さを計って何とか・・・。東京の家では土鍋で炊いているのですが、初めての環境で勝手が全く違い、炊飯を失敗すると今夜の食事がない、お寿司は出来ない。しかも家族が続々と期待感いっぱいで集合してきて・・・そのプレッシャーはなかなかでした。
火が弱いのか、沸騰したのかも良く解らない鍋だったので、鍋の中の音を逃さないようジッと耳を傾ける私に『うーん、日本のお米の美味しさの秘密は耳かっ!』とアルマンズ。彼は片時も離れずiPhoneでヴィデオ撮影。・・・やりにくい!笑
同時に、本物の日本人に本物のお寿司を自宅で作ってもらっているという興奮度が伝わって来ます。