2014/11/27

Jūra, Jūra, Jūra !(2012. vasarā)

ラトビアの家族は、着いた翌日から毎日!車でどこかへ連れて行ってくれました。ときには数百キロ飛ばして突然お城に着いたりして毎日の全てが初めての連続でした。

我が家は車を持っていないのでアオは全く車に慣れておらず、でもまだ幼く、酔うということも知らず、用意してもらったチャイルドシートで気ままに昼寝したり、おやつを食べたり、おしゃべりしたりして数時間のドライブを過ごしました。いつ目的地に着くか全く予想出来ないので、母はいつお腹が空いても良いようカバンに軽いスナックを用意するようになりました。

そんな日々で特に驚いたのがラトビア人の、海との付き合い方!

「アヤ〜アオ〜ビーチに行くよ〜!」と声をかけられたのは20時過ぎ!東京では20時に布団へ入るアオです。「いまから!?」と驚きながらも、そこはホームステイ。すぐ水着とタオルを用意して車に乗り込みます。

数日後、これが夏の当たり前の過ごし方であることが段々分かって来ました。

最も感動したのはその気軽さです。
海に行って、簡単な壁の中でササっと着替えて、太陽を浴びて、海水を浴びて、太陽を浴びて、着替えて帰って来ます。日本で自分たちが行く海水浴の大仰さが全くありません。

海水もべたつくことがないのか、泳いだ後もすぐに洋服が着られます。シャワーを浴びないで寝ちゃっても気にならないほど。

ドライブの途中で良いビーチを見つけたらすぐに立ち寄り、着替えて、遊んで、またドライブです。

慣れて来た頃から、必ず水着を車のトランクに入れるようになりました。

アオはまだ恥ずかしいという感情がほぼなかったので、積極的に裸で海へ飛び込みます。羨ましい!
この「生(なま)」の自然がラトビアの最大の魅力のひとつ。
砂の感触を身体に染み込ませるかのように愉しむアオ。アオのそばにはいつもカールリスが居てくれます。
カールリスが買って来てくれたkārumsのチーズお菓子とアイスクリーム。あまりの美味しさと種類の多さに母はラトビアの乳製品にどんどんはまって行きました。美味しくて危険!saulkrastiにて。
ある日、ジントラがアオに砂遊びセットを買ってくれました。いつも車へそれを載せて。アオが帰国したあと、家に残った砂遊びセットを見て、ジントラはとても悲しかったと翌年話してくれました。
ユールマラ(Jūrmala) にてジントラと。19時ぐらいでしょうか。
これも別の日のユールマラ(Jūrmala) 。この日は朝から天気が良いので海へ。
日焼け止めクリームを塗るのがばかばかしく、むしろかっこわるいな、と思って来た頃♪
アルマンズに抱っこしてもらって安心して眠るアオ。このお天気で夜10時過ぎ!
昼寝から目覚めアイスクリームを買ってもらいご満悦。こうしていつでも誰かがカメラで記録してくれました。

滞在中の喜びと言えば、夜中までしっかり一緒に遊んで、朝までゆっくり二人で朝寝坊するのも母には新鮮で特別な体験でした。移動中の車でも寝るし、本当に眠たかったら寝るだろう、どうせ時差ぼけだし・・・と緩く考えられるたのも旅行の良さ。
早く!早く!と急かされない日々は、アオも気楽だったに違いありません。